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尊さは、繁栄の始まりなの?

 
尊いと言う感覚と、生命力に対する思いは、同じです。
なぜなら生命は、最も尊いからです。
 
ここで大切なことは、生命の尊さを感じられても、
もし最初に述べた「豊かさの基礎」をマスターしていなければ、
それは本物とはなりません。
 
自分のベストを尽くすこと、嘘をつくことのない統合性をもち、
他者と公正な価値の交換を行うことをしなければ、いかに生命の尊さを感じるからといっても、
その行動や発言は尊さを反映しないものにならないからです。
人生は尊いと感じていても、怠惰でベストを尽くさず、嘘を言ったりすれば、
人とのつながりを自分から壊してしまいます。
あるいは、人をごまかして公平な価値の交換をしていなければ、
それは、相手に「あなたは尊い存在ではない」というメッセージを送っていることになります。
もちろん相手も騙されたことを察知することでしょう。
ですから、この3つの原則を守らず、生命は尊いと言っても、それは上滑りにすぎないのです。